自然の色 の記事一覧

北陸 福井・能登を巡る秋色の旅

11月に入っても、
しばらく夏日が続きましたが
このところ急に寒くなってきましたね。
お元気でお過ごしですか?

ブログにお越しくださり、
ありがとうございます。

今回は、先日訪れた
北陸 福井から能登への
秋色を巡る旅を
お届けしたいと思います。

深い緑の杉木立に包まれた永平寺

福井の名所と言えば、永平寺が有名ですが、
到着した頃は夕方に近く、
美しく黄色に色づいた
背の高いイチョウの木が
お出迎えてしてくれました。

お寺の正門から、
緑のもみじや杉木立の中、
参道を進み、

石段を上がると、

曹洞宗 大本山 永平寺の山門に到着。

その境内は思った以上に広く、
毎年、大晦日の夜にテレビで観る
除夜の鐘の音の響きと
しんしんと雪の降り積もるお寺の光景は
まさにこの場所なのだと思い、
とても感動しました。

傘松閣という大広間では、
梅や牡丹、百合や松などの
素晴らしい天井絵を
見ることができました。

また、修行僧の皆様が
夕方のお務めとして、
僧堂の中で読経されているところに
ご一緒させていただけるという
特別な体験ができて、
大変幸運でした。

秋の爽やかな空の青と海の青


さて、翌日はこれもまた
福井県の観光名所である
東尋坊へと向かいました。

海にせり出した柱状節理という
自然にできたとは思えない
独特な形の断崖絶壁には
圧倒されました。
そして、その岩の切れ目の中へと
観光船が入っていきます。

ゴツゴツとした岩場は
歩きにくくて疲れたので、
IWABA CAFEという
どこかで聞いたことがあるような
名前のカフェで、少し休憩しました。

お天気も良く、
青々とした日本海が広く見渡せ、
気持ちの良いひとときを
過ごせました。

さて、東尋坊を後にして、
海沿いに北上すると、
石川県の千里浜ドライブウェイに
たどり着きます。

ここは日本で唯一、
波打ち際を車で走れる砂浜が
約8kmにわたり続いています。

延々と続く水平線と並行して
潮風を感じながら車を走らせると、
とても爽快に感じました。

そして、石川県から富山県に入り、
氷見市へと向かいます。

氷見と言えば、寒ブリが有名ですね。
海辺の〈ひみ番屋街〉では、
地元のお魚や海産物、
工芸品等のお土産が多数並び、
美味しい漁師飯が食べられたり、
ゆったりと足湯に浸かりながら、
富山湾越しに立山連峰を
眺めることができたりします。

ご当地キャラのひみぼうずくんが
夕陽に赤く染まり、
のどかな旅の一日が終わりました。

今回の旅では、
イチョウの黄色、杉の緑、
海や空の青、夕焼けの赤といった
自然の秋色に包まれながら、
心身がリフレッシュされていくのを
感じました。

やはり、自然の色は目にも優しく
いつも人を癒す力に溢れているなあと
改めて思える旅になりました。

今年の紅葉は少し遅くて、
まだ楽しめそうですよ。
秋色を見つけに、
お出かけされてはいかがでしょう。

秋色に出会う旅2022*信州・上高地

12月の始まりとともに、
気温が急降下し、
いきなり冬がやってきましたね。

ブログにお越しくださり、
ありがとうございます。

先月は、今までに経験したことがない
汗ばむ陽気の11月でしたが、
信州・上高地へ旅しましたので、
そのときの風景を
お届けしたいと思います。

上高地の澄みきった空と水の青


私が初めて上高地を訪れたのは、
高校2年の夏でした。
河童橋から大正池まで
梓川沿いの白樺の道を歩いたとき
何ともいえない神秘的な感じがして、
もう一度訪れてみたいと思う場所でした。


上高地は、標高約1,500mの山岳景勝地で、
自然保護のためマイカー規制されているので、
岐阜県奥飛騨の平湯温泉あかんだな駐車場から
シャトルバスで向かうことに。

今回は、大正池から河童橋へと
昔とは逆のルートを辿ることにしました。

大正池でバスを降り、少し下ると
いきなり目の前に現れたのは、
透き通った深い群青色の大正池と、
晴れ渡る真っ青な秋空に挟まれて
遠くに連なる雪の穂高連峰の
みごとな風景でした。

一番最初に、あまりにも完璧な景色を
見てしまったので、この後これ以上の
景色には出会えそうもないと
思っていたのですが、
そこから梓川沿いに歩く道の途中でも
次々に美しい風景が展開していきました。

木漏れ日が地面にきれいな青や緑を
映し出す不思議な光景。

梓川の清らかな流れと
人の顔のようもに見える
山肌の模様。

橋の上からの眺めは、
遠くに穂高連峰。
眼下には透明なエメラルドグリーンの
梓川の流れがとても清らかでした。

黄金色に輝く唐松の森。

白樺の道を歩いていくと、
やがて、

河童橋に到着!!
(ここは橋を渡り切ったところ)

ガイドブックでは、1時間10分の道のりのところを
景色に見とれたり、写真を撮ったりしながら歩いて
2時間以上はかかってしまいました。

今回、晩秋の上高地で出会った色たちは、

透明感にあふれる水と空の青や、
エメラルドグリーン。
雪や白樺の白。
そして陽光に輝く唐松や
ススキの黄金色。
温かみを感じる、
山肌や遊歩道の茶色でした。
こんな優しい自然の色は、
心身を回復させてくれますね。

そして最後に、
バスターミナルのベンチに
たたずむピンクのかっぱです。
(とても親しみを感じます。)

長い時を経て訪れた上高地は、
昔の記憶をたどりつつ、
その魅力を改めて満喫した
旅になりました。

秋色に出会う旅 2021*飛騨高山

秋晴れの暖かい日が続き、
福岡でも紅葉が見頃を迎えているようです。

ブログにお越しくださり、
ありがとうございます。

コロナも落ち着き、ほっと一息という今月初旬
飛騨高山地方を旅してきました。

以前、NHKのこころ旅で
火野正平さんが行っておられた、
飛騨の古川町に心惹かれ、訪れてみることに。

アニメ映画『君の名は』の舞台にも
なっているそうです。

白壁の街並みと瀬戸川の流れ・飛騨古川

古川町は、白壁土蔵の街並みが続く
しっとりとした風情の城下町です。

福全寺跡の大銀杏は鮮やかな黄色に色づき、
青空を背景に美しい姿を見せてくれました。

街並みに沿って流れる
瀬戸川の清らかな水には
色とりどりの鯉が泳ぎ、
小鳥がきて水を飲む姿も。

(石の上にちょこんとハクセキレイ)

街のいたる所、水面にも紅葉が映り、
眺めながら歩いていると心も次第に
潤っていくように感じられました。

紅葉の静かな佇まい・飛騨の里

そして、古川町から車で約30分ほどの
飛騨民俗村・飛騨の里へと足を延ばしました。

こちらは飛騨の合掌作りの住居や生活用具など
貴重な文化遺産を後世に残すために開村され、
今年50周年を迎えていました。

私は高校時代に一度訪れたことがあり、
懐かしい思い出がよみがえります。

水鏡に映る合掌造りと紅葉の錦、真っ青な空。

*ブログトップの画像も飛騨の里です。

日本の秋って美しいですね。

日本人の繊細な美意識を育んでくれる
日本の四季と自然の美しさは、
私たちの大切な財産であり、
これからもずっと
守られなければならないと思いました。

旅で見つけた秋色*合掌造りの里と北アルプスの峰

秋も深まってまいりました。
北国からは雪の便りも届く季節ですね。

ブログにお越しくださり、
ありがとうございます。

コロナ禍で諦めてはいましたが、
幸いにも先日、
北陸から飛騨地方を
旅することができました。

秋色の山里に佇む合掌造りの茅葺屋根

初めに訪れた富山県
南砺市の五箇山地方は、
世界遺産の合掌集落です。

澄んだ秋空のもと、
緑の山々と青い清流に囲まれた
菅沼集落は、のどかで美しく、
ほっとする温かさに満ちたところでした。

九州ではお目にかかれない
赤かぶがいっぱい。

小学校で習った〈こきりこ節〉は
この地方の民謡だったと
今ごろわかりました。

ここから車で岐阜県に入ると、
こちらも世界遺産の
合掌造りの里、白川郷に着きました。

こちらでは、お昼に
美味しいお蕎麦をいただいたり、
秋の花々を見ながら、
集落を散策しました。

あちこちで目にした
丸くて綺麗な小菊の鉢。

もう少しゆっくりと時間をかけて
巡りたい場所でした。

北アルプスの峰と紅葉の奥飛騨地方

さて、翌日は
高山市奥飛騨温泉郷の
新穂高ロープウェイへ。

リニューアルされたしらかば平駅には、
焼き立てパンが食べられる
おしゃれなカフェスペースがあり、
辺りは、赤や黄色に染まった
美しい紅葉が見頃でした。

こちらも新しい二階建てのロープウェイで
標高2,156mの西穂高口駅まで登ると、
北アルプスの美しい山々を
見渡すことができました。

右手に西穂山荘、左手には西穂高岳を
見ることができます。

左寄りに鋭角な頂の槍ヶ岳も見えますね。

秋色に染まった山々の自然に包まれて、
心身が自然体にかえっていくような
旅になりました。

ひまわりの黄色と月見草の黄色

八月も、もう終わりですが、
まだ厳しい暑さは続いていますね。

ブログにお越しくださり、
ありがとうございます。

私たちは日々、四季折々の花に
季節を感じながら過ごしていますが、
夏の花といえば、
やはり、ひまわりを思い浮かべる方が
多いのではないかと思います。

真夏の青空のもと
太陽に向かって咲くひまわりの
鮮やかな黄色は、
元気を与えてくれる気がしますね。

一方で、同じく夏場に咲く黄色い花に、
月見草というのがありますが、
ご存知でしょうか?

月見草は夕方から夜にかけて咲き、
その花色はまるで月の光のような
柔らかい黄色です。

今年の二月にお亡くなりになった、
プロ野球の元監督、野村克也さんは、
お若い頃、ご自分のことを
「ひっそりと日本海に咲く月見草」と
例えられたそうですが、
それに対して、
巨人軍の王選手や長嶋選手を例えるのに、
「月見草の反対は何か?」と
奥様の沙知代さんに問われたところ、
「ひまわりよ。」と答えられたのだとか。

イエローベースの黄色とブルーベースの黄色

この二つの花が対照的な
イメージを持つのは、
花の大きさや形、咲き方の違いも
勿論ありますが、
それぞれの花の黄色の違いにも
あるのではないかと思っています。

ひまわりの黄色は主に、
少し赤み含んだ、
暖かみを感じさせるイエローベースの黄色、

それに対して、月見草の黄色は
少し青みを含んだ(緑寄りの)
涼やかさを感じさせる
ブルーベースの黄色なのです。

イエローベースの色は、光に当たった部分の色、
ブルーベースの色は、影の部分の色とされています。

さて、あなたをより美しく輝かせる黄色は
どちらでしょう?

ところで、いろいろ調べてみると
この黄色い月見草は、
正確には待宵草(マツヨイグサ)で、
正式な月見草は、こちらのような、
白やピンク色の花だということが
分かりました。

何だか紛らわしいですね。

でも、どんな花もそれぞれに
一生懸命咲いている姿は、
美しいなあと思います。

秋色に出会う旅をしました*立山・黒部峡谷

このところ、11月にしては

暖かい日が続いていますね。

綺麗なコスモスや紅葉を楽しまれたでしょうか?

 

ブログにお越しくださり、

ありがとうございます。

 

私は先日、北陸の立山黒部アルペンルート

黒部峡谷を旅することができましたので、

今回は、その時に見た秋色を

ご紹介したいと思います。

 

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自然の中の秋色を楽しむ小さな旅をしました

秋もかなり深まってまいりました。

福岡は、このところ清々しい秋晴れに恵まれています。

先日、自然の中の秋色を楽しむ小さな旅をしました。

自然はカラーコーディネートの先生だとよく言われます。

だから、時おりでも自然に親しむことは大切だと思っています。

 

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