旅先で見つけた街の色*金沢・茶屋街

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11月とは思えない、汗ばむ陽気が
続きましたが、
一転、また初冬の風が吹き始めました。

ブログにお越しくださり、
ありがとうございます。

今回は、先日のブログの続きで、
旅の最終日に訪れた
金沢の街の秋色をご紹介します。

金沢は、加賀百万石の城下町。
金沢駅の改札口を出ると、
色鮮やかなお召し物の
〈ひゃくまんさん〉が
お出迎えしてくれます。

この日はあいにくのお天気でしたが、
傘をさして歩ける程度の雨だったので、
見どころを欲張らず、
「ひがし茶屋街でお茶をいただく」という
かねてからの私の願いを叶えることにのみ
照準をしぼりました。

雅と粋が出逢う街、金沢

バスで近江町市場まで行き、
活気に満ちた通りを抜けて、
しばらく歩くと、
主計町茶屋街という静かな通りに
差し掛かります。

こちらは、石畳の通りに
昔ながらの料亭や茶屋が立ち並び、
並木の紅葉が美しく、
しっとりとした風情溢れる
素敵な街並みです。

浅野川にかかる橋を渡ると、
やがて、ひがし茶屋街に辿り着きました。

茶色い格子の町屋に添って
さて、どこでお茶をいただこうかと
見渡しながら歩き、
たまたま選んだのは
〈懐華楼〉というお茶屋でした。

暖簾をくぐり、中へ入ると
まず右手には、赤に金色の扇の
煌びやかな装飾が。

正面には艶やかな朱塗りの階段が目を引きます。

しばらく待って、テーブルのある
和室のカフェに通されました。

そして、運ばれてきた
お抹茶と和菓子をゆっくりいただきながら、
金沢での唯一の願いが叶った満足感に
暫しひたっていました。

再び旅の終着点、金沢駅に戻りました。

金沢の街を思う時、
私の心に残る色は
豪華絢爛の金色と、粋な赤、
そして、茶屋街の格子の茶色。
この三色でしょうか。

まだまだ奥の深い金沢は、
またいつか訪れてみたいと思う街なのです。

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コメント

  1. 白倉智子 より:

    金沢の街ならではの『美しい色』との嬉しい出会いと念願のお茶屋さんでの癒しのひととき

    夢が叶って本当に良かったですね

    街を表す代表的な『色』があること自体、素晴らしいなぁと思います❣️
    そして、それらを感じ取ることのできる奈緒美ちゃんの感性がまた素晴らしい❣️と思いました✨
    素敵な旅の想い出のシェア、ありがとうございます

    1. 梅野 奈緒美 より:

      白倉智子さん、ありがとうございます。
      街にはそれぞれ独自の文化があり、様々な色があるので、
      それを知ることができるのが旅の楽しみですね。
      勿論、その土地の美味しい食べ物やお土産なんかも大好きですけど。

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