秋色の北陸・飛騨高山・上高地の旅

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お天気の良い日は暖かく、
風は心地よく、
過ごしやすい秋になりましたね。

ブログにお越しくださり、
ありがとうございます。

福岡でも紅葉の便りが
届き始めましたが、
私は先日、北陸から飛騨高山、
上高地まで旅しましたので、
そのときのもようを
お伝えしたいと思います。

今回は、熊被害の報道がある中、
ためらいもありましたが、
熊対策グッズを準備しての
旅となりました。

初日は、博多から新幹線と
特急を乗り継いで北陸、富山へ。
福井県に入った頃からは、やはり
徐々に緊張感を感じ始めました。

翌朝、富山駅前から車で
合掌造りの里、五箇山へと向かいました。

相倉集落は静かな山あいにあり、
心落ち着く場所です。
外国人を含め、思いのほか多くの
観光客が訪れていました。

お昼には山菜そばをいただきました。
これがとても美味しいのです。

その後、岐阜県に入り、
高山市内の「古い町並」に寄って、
平湯温泉のお宿に向かう頃はもう暗く、
車のライトだけで山道を登っていくのは
結構不安でした。
でも、お宿でいただいたお食事は
地元の食材がふんだんに使われていて、
とても美味しく、温泉も気持ちよく、
快適に過ごさせていただきました。

翌日の朝食のお味噌汁には
色々なキノコが入っていて、
これもとても美味しかったのですが、
女将さんのお話では、息子さんが
採りに行かれているそうで、
とても心配されており、思わず
「無理されなくていいですよ。」と
申し上げずにはいられませんでした。

さて、3日目の目的地は上高地です。
こちらはマイカー規制されているので
シャトルバスで向かいます。

とにかく現地は想像以上に大勢の
観光客で賑わっていました。
それも外国人観光客が多かったですね。

大正池から河童橋まで
約1時間ちょっとのルートを歩きます。
遠くに雪の穂高連峰を望み、
足元に清らかな梓川の流れを見ていると、
心が洗われていくようです。

皆、熊鈴をリンリンと鳴らしながら
歩いていました。

木立の中の散策路にも
所々に大きな熊ベルが設置してあり、
それも鳴らして、リーン、リーンと
大きな音を辺りに響かせながら歩きました。

そして無事に河童橋まで辿り着くことが
できました。

前回訪れた時は、ピンクの河童を
連れて帰ったので、
今回は相方として、緑の河童を
連れて帰ることにしました。

帰りのバスに長蛇の列ができる前に、
早めに乗って高山市内に戻り、
再度ゆっくり「古い町並」を訪れ、
その日も高山市内に泊まりました。

翌日は朝から雪が降り始め、
新穂高ロープウェイへ向かう道の
両側の山々はまるで粉砂糖を
振りかけたような雪景色になりました。

新穂高ロープウェイは、
全面ガラス張りの第1ロープウエイと
日本で唯一の2階建てゴンドラの
第2ロープウェイを乗り継いで、
標高2,156mの西穂高口駅まで、
標高差1,039mを登っていきます。

登りながら、山々の色が紅葉の錦から
雪の白へと変化していく美しい景色を
堪能することができました。

西穂高口駅の展望台からは
雲の切れ間に雪の北アルプスを
眺めることもできました。

ロープウェイの駅には
ラーメンや焼き立てパンのお店もあり、
おしゃれなお土産ショップを
見るのも楽しかったですよ。

そして山を下りてから富山へと戻り、
その日は宇奈月温泉に泊まりました。
宇奈月温泉は黒部峡谷への入口、
エメラルドグリーンの黒部川沿いにあり、
美肌の湯で知られています。

ここまでの旅の間、熊の気配を
感じることなく過ごしました。

ところが最終日の朝、
川の対岸の山肌に
何かしら餌を食べている
熊の親子の小さな姿を目にしました。

その光景を見ながら、
普段は意識していなかったけれども
案外近くの自然の中で野生の動物たちが
生きていることを実感しました。
そして、人々が安全に暮らせるためには
自然環境が守られ、動物との住みわけが
可能となるような整備や対策が
とても重要なのだと考えさせられました。

さて、富山から金沢へ移動し
残りの時間をひがし茶屋街で過ごしました。
こちらも日本の伝統文化と情緒を感じる
魅力的な街並みです。

お抹茶とお団子をいただいて
ほっと一息。

その後、金沢駅から小松空港へ移動。
空路、福岡へと無事に戻りました。

今回の北陸・飛騨高山・上高地の旅は
山と空の青を背景に、
紅葉の赤から雪景色の白へと、
季節が移りゆくときの自然の色の
美しいグラデーションを
一度に眺めることができた旅でした。

そして、その地の人々は
日々緊張感の中にありながらも
温かいおもてなしで迎えてくださいました。

一日も早く人々が守られ、
安心して生活することができますよう
心から願っております。

そして、またいつか訪れる日を
楽しみにしたいと思います。

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